北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
きょうは耳の調子がよくなかった。ヴォーッオオオ、と、右耳の耳鳴りが劇画チックな唸りを上げている。おかげで、うまくひとの声がキャッチできない。

Sさんと話しているときだった。「俺、ココア好きなんですよ」。かれは、確かにそう言ったのだった。常連であるSさんとはバカ話をふくめいろいろな話をしているが、それは初耳だった。さっきまでは「ナスカの地上絵」の話をしていたのだからそのいささか唐突な発言に面喰らいながらも、「へぇ、『ココア』ですか?」と相づちをうつ。ところが、その次がよくわからない。Sさんは、ちょっと照れたような表情を浮かべてこう言うのだ。「大学で、『ココア』やりたかったんですよねぇ」。「ココアが好き」なのはわかった。が、「ココアをやる」とはいったいなにごとだ?ぼくも「コーヒー」は好きだが、だからって「『コーヒー』をやろう」だなんて、そんなこと考えたことは一度もないぞ。それに、だいたい、やろうと思ってやれるものなのか?ココアは?

そしてはっと気づいた。Sさんが言っているのはもしや「ココア」ではなく、「考古学」ではないのか、と。そう、「ここあ」じゃなくて「こうこがく」。ったく、この耳ときたらどうかしてるよ・・・。いや、たとえ「耳」のせいじゃなかったとしても、そういうことにしておいてください。耳のせいだ、ぜんぶ。
スポンサーサイト
korvapuusti00

これぞ紛れもない「コルヴァプースティ」、フィンランドのシナモンロールです。映画「かもめ食堂」のパンフレットに掲載されていたというレシピをもとに、某さんがつくってくださったものです。ごちそうさまでした。

なぜ「某さん」なのかというと、ご本人いわく「不本意な出来」とのことで、あえて伏せさせていただいてます。今回はあえて「レシピどおり」につくってみたそうですが、レシピには書いていないけれど、「塩」はやはり加えたほうがよいとのこと、またレシピどおりだと「発酵時間」もやや不十分との「プロフェッショナル」な感想をいただきました。これからつくろうという方はぜひ、参考にしてください。

さて、お味の方ですが、フィンランドと日本とでは「粉」がまったく異なるにもかかわらず、独特の、そしてもっとも重要なファクターである「生地の弾力」をしっかり感じられるのはさすがです。たしかに、味わいにどこか頼りない気がしますが、それが「塩分」の力なのかもしれません。あとこれは個人の趣味の問題ですが、もうちょっとシナモンが効いていてもよいように思いましたが、いかがでしょう?

というわけで、機会がありましたら、オリジナル版の「自信作」のほうもお待ちしております!(←図々しいですね)
いよいよあしたから「ゴールデンウィーク」ですね。なかには「9連休」なんて方もいらっしゃるのでしょうか・・・?さて、ここで(遅ればせながら)moiのGW中の営業についてお知らせさせていただきます。

4/29(土・祝) 正午~20時
4/30(日)   正午~20時
5/ 1(月)   お休み
5/ 2(火)   お休み
5/ 3(水・祝) 正午~20時
5/ 4(木・祝) 13時~20時
5/ 5(金・祝) 正午~20時
5/ 6(土)    正午~20時
5/ 7(日)   正午~20時

以上です。なお、5/4(木・祝)はイベント開催にともない13時開店となりますので、よろしくお願い致します。みなさまのご来店、お待ち申し上げております!
カレリア地方の村に滞在し、現地のひとびとと交流しながら「森と湖の国」を濃く、そして深く体感できる旅。そのあらましは、先日こちらでご紹介したとおり。

急ですが、今回、この旅を主宰されている西尾さんをお招きして「旅の説明会」を開催させていただくことにしました。旅への参加を希望されている方はもちろん、「今回はちょっとムリだけど、いつかぜひ参加したい」とお考えの方、また、「フィンランドの村ではいったいどんなことが体験できるの?」という方の参加も大歓迎です。なごやかな雰囲気の中、西尾さんが村で学んできた本場の(?)「カレリア風パイ(ピーラッカ)」をいただきながら、いざカレリアへ!心の「荷造り」をはじめませんか?

説明会について
日  時:5月4日(木・祝) 午前11時~正午まで
会  場:moi [モイ]
     JR、東京メトロ「荻窪」駅より徒歩6分
参 加 費:1,000円(西尾さんのピーラッカ&コーヒーつき)
申し込み:予約制です。お名前・参加人数・お電話番号を明記の上、
     下記↓までメールにてお申し込み下さい。
     info@moicafe.com
     ※5/1 受付は終了させていただきました

みなさまのご参加をお待ちしております!
軽井沢(と四谷)にあるブランジェ浅野屋のシナモンロールです。
浅野屋

ふわふわの生地+ややひかえめのシナモン+アイシングという「アメリカンスタイル」の(ということは「ジャパニーズスタイル」の)、いわば「王道」のシナモンロールです。残念ながらフィンランドのシナモンロールとはまったくの別物ではありますが、これはこれでおいしい、完成度の高いシナモンロールだと思います。とりわけ生地の「ふわふわ度」については群を抜いています。

「ハード系」に定評のある浅野屋のなかでは、ある意味「異端児」的な存在といえるかもしれませんが、なかなかどうして満足度の高いシナモンロールといえそうです。
『アンティ・ヌルメスニエミについての小さな本』。この本のたのしさについては、以前こちらのブログでもご紹介した通り。よって、もっともっとたくさんの方々に手にしてもらいたいところなのですが、現在品切れにつき増刷中となっております。なお、次回納品は5月なかばの予定です。たいへんご迷惑をおかけいたしますが、どうぞいましばらくお待ち下さい。
ジャズをきいている。ソロはストイック、トリオはスリリング、では、デュオは?

hope

ノルウェーのベーシストTerje GeweltとフランスのピアニストChristian Jacobによるアルバム「Hope」にきくことのできるのは、時間と空間とを満たしてゆく濃密な対話。コーヒーでいえば、「蒸らし」の時間にそれはあたるかもしれない。挽いたばかりのコーヒーの粉に、じっくりていねいにお湯を落とし「そのとき」を待つ。デュオをきくことは、つまるところ待つことなのかもしれない。きこえてくる音のむこうがわに立ち現れる世界を100%迎え入れること、それこそがデュオの愉しみなのだ。

なお、ここに収められた演奏はすべてライブ録音。テリエ・ゲヴェルトがうまれたオスロにあるムンク美術館、かれが育ったラルヴィクの美術館、そしてドランメンの劇場など、これまた「対話」の舞台としては最高のお膳立てとなっている。

4曲目、アイルランド民謡で、たくさんのミュージシャンたちがカヴァーしている"The Water Is Wide"("There is a ship")、実はこういう演奏と出会うために日々ぼくは音楽をきいているのかもしれない。
ウス茶糖

新緑の季節です。メニューもそろそろ「衣更え」のころ、若草色のやさしいお飲物「ウス茶ミルク」をはじめました。

ウス茶ミルクは、「ウス茶糖」をベースにした冷たいお飲物です。高品質の抹茶に、上質のグラニュー糖、天然香料のシナモンを加えてつくった「ウス茶糖」は、抹茶のほのかな香りとやさしい甘味が特徴で、苦味はほとんどありません。余談ですが、「ウス茶糖」の発祥の地は静岡県。よって、静岡県ではとてもメジャーな存在です。ぼくもまた、子供のころ少しだけすごした静岡でそれと出会いました。ある意味、ノスタルジーですね。

よろしければ、ぜひいちどお試しください。

ウス茶ミルク 650円(お茶うけがつきます)
YOUNGGROUP

「水おいしいですね」と、よくいわれる。業務用の浄水器をとおしているので、きっとそのせいだろう。そのいっぽうで、でも、水って本来おいしいものじゃなかたっけ?とも思う。その「おいしさ」にあらためて気づかなければならないほどに、世の中は「おいしくない水」であふれかえっているということか。

音楽もまた然り。人工的なフレイバーの音に毒されてしまった耳に、「水」のようにナチュラルな音を、しかもいっさいの混ぜ物をすることなく届けるのはけっしてかんたんではない。からだに無理なく滲みわたってゆく音楽について、もういちどかんがえてみよう。革命でもメッセージでも、ましてや流行でもない、そういう音楽、つまり「水」のような音楽について。

そして、

水の「おいしさ」に気づくように、ぼくは「THE YOUNG GROUP」怖いほどになんの意図ももたないその存在感に気づく。

●THE YOUNG GROUPのCD「TJONNIK」moiでもお取り扱いしております(税込み1,680円)。

TJONNIK
TJONNIK
YOUNG GROUP (2006/03/22)
インディペンデントレーベル

この商品の詳細を見る






munkki

2月の営業再開にあわせて営業時間を変更させていただいた。平日のオープン時間をおもいきって遅くし、かわりにクローズ時間もすこし遅めに設定してみた。これまでの、経験に基づくデータ(?)やメニュー構成からかんがえてより自然な気がしたし、なによりmoiの場合、フリのお客様よりもめざして来てくださるお客様のほうが圧倒的に多いので、あらかじめ告知さえしっかりできていればさほどご迷惑をお掛けすることもないだろう、そうかんがえたのだ。

そして変更から二ヶ月あまり、そろそろみなさまにも受け入れていただけたような気がしている。クローズ時間をすこし後ろにずらしたことで、仕事帰りにも立ち寄りやすくなったという声もいくつかいただいたが、じっさい、これまで以上に遅めの時間帯にも活気が増したようだ。これはありがたい限り。

もうひとつ、営業する側としても、実際の時間以上の気持ちの「ゆとり」を手に入れることができた。たとえば、しっかり食事がとれる。こういう小さなことほどあんがい大きいのだ。そういえば、ヘルシンキの沖に浮かぶ要塞の島スオメンリンナには、最前線で戦う兵士の食事のためにパンを焼く巨大な石窯があるらしい。焼きたてのパンの威力がどれだけのものであったかはともかく、スウェーデン軍がロシア軍を撃退したのは歴史的事実。

けさも、大家さんからドーナツ(フィンランド風にいえば"Munkki"ですね)の差し入れをいただいたので、あわただしい中にもすこしばかりのコーヒーブレイクをはさむことにした。以前だったらかんがえられなかったことだ。コーヒーは、常連のオクムラくんからお裾分けいただいたCAFE SHOZOのフレンチ。おかげで士気が高まりました。

立ち止まる。ひと呼吸おく。一杯のコーヒーを口にする。そうして、その《大きさ》をあらためて心に刻みこむ。
店をやっていると、ときおり呪われたようにヒマな日というのに出くわす。こんな日はまた、いろいろな《おまじない》が活躍する日でもある。

BGMを変える
どちらかというと、CDよりはアナログのほうが効能が強い気がする。また、たいていどのお店でも「これをかけるとお客さんが来る」というラッキーミュージックがあったりするものだが、ほとんどの場合その効力は長続きしない。

掃除をする
いきなり店の前を掃く、窓を拭く、はたきをかける、などなど。

コーヒーを淹れて飲む
たいてい飲み終わるまでには、場合によってはちょうど淹れ終わったくらいのタイミングでお客さんがやってくる。

だが、ありとあらゆる《おまじない》を試してはみたものの効き目がない、そういう日もたまにはある。そんなときはどうするか?

事故にあったとでも思ってあきらめるべし。
naomi&goroの新作!南青山のインテリアショップ「I+STYLERS」のために制作された、全曲カヴァーによるコンセプトアルバム「HOME」がリリースされた。
HOME


たとえば、お気に入りの音楽をだれかに紹介しようとするとき、「ボサノヴァ」というキーワードをつかうことにぼくはいつだって戸惑ってしまうのだ。たしかに、それは魔法のことばのようにあっという間にその音楽のコアを伝えてはくれるだろう。けれどもその一方で、「ああ、またいつもの『ボサノヴァ』ね」とあっさり脇に追いやられてしまう、そういうリスクだってあるのだ。合成保存料とおなじくらいに、そのことばは便利で、毒がある。だからこそ、あえて「ボサノヴァ」ということばはつかいたくないのだ。それがnaomi&goroなら、なおのこと。

でも、はじめてこのCD「HOME」を耳にしたとき感じたのは、「ボサノヴァ」よりも「おだやかな波長」のようなものだった。だから、このふたりのCDをだれかにすすめるとするなら、ぼくはきっとこんなふうに言うだろう。

やさしい歌とやさしいギターが奏でるやさしい音楽が、ここにはありますよ。

naomi&goro「HOME」(for I+STYLERS) [333DISCS]

HOME
HOME
naomi&goro (2006/04/12)
インディペンデントレーベル

この商品の詳細を見る







いよいよこの週末から東京都庭園美術館ではじまる展覧会、「北欧のスタイリッシュ・デザイン~フィンランドのアラビア窯」展。なにもその「予習」というわけではないけれど、きょうはARABIA(アラビア)社のロゴにまつわるお話をすこしばかり。

ご存知の方もおおいと思いますが、アラビア社の陶器の裏に印刷されたロゴマークのデザインは、じつはその陶器のつくられた年代によってみなまちまち、異なっています。つまり、そのロゴマークを知ってさえいれば、街のアンティークショップでたまたまアラビア社のすてきな陶器と出会ったとしても、それがいったいいつごろつくられた製品なのか一目瞭然、というわけです。

たとえばこれは「TEEMA(テーマ)」のもので、1981年から使われているロゴ
logo001

いっぽうこちらは1949年から1964年にかけて使用されていたもののようです。
logo02

でも、なかにはこんなよくわからないものもあったりします。時代的には70年代前半だと思われるのですが・・・、どなたか詳しい方いらっしゃいましたら教えてください。
logo003

なお、アラビア社のロゴマークの変遷に興味のあるかたは、ぜひこちらのページをごらんください。リストのダウンロード(PDFファイル)もできます。
コーヒー豆を焙煎しようと思ったら、まず最初にしなければならないのがハンドピックである。

ハンドピックとは、焙煎に先立って、コーヒーの味に悪い影響をもたらしかねない「欠点豆」を取り除いてやる作業のこと。一方、「欠点豆」とはたとえばどんな豆のことかというと、虫食い豆、カビ豆、発酵豆、ヴェルジとよばれる未成熟豆などなど、場合によっては小石や木屑といった豆以外のものが混入している場合もある。と、ここまでは「教科書」的なお勉強の世界。

ところが、だ。じっさいにこの「ハンドピック」という作業をやってみると、これがなかなかに厄介な仕事なのである。まず「根気」がいる。ひと粒ひと粒を丹念に調べてゆく、まさに気の遠くなる世界。やはりこういうときこそBGMが必要だ。というわけで、BGMはジルベルト・ジルの「expresso 2222」。ブラジルの豆なので。
222


もうひとつの問題は、ひとことで「欠点豆」といっても、「日曜焙煎家」ごときではそうたやすく見分けがつくものばかりではないということだ。虫食いやカビ豆ならまだいいが、発酵豆などになってくると正直なところよくわからなかったりする。そんな苦労を先日あるお客様に話したところ、「それなら、明らかにいいものだけを選べばいいんじゃないの?」と言われた。目からウロコである。「めざせ東大!特進クラス」の発想ですね。なるほど。でも、教師歴50年のキャリアを誇る人物のお言葉と思うと、それはそれである意味シュールではあるが。

そこでさっそく、大粒で、かたちの比較的よいものだけをピックアップしてみた。いわば特進クラスの粒ぞろいの豆たちである。結果、なかなかおいしく焼けたところをみると、こんなふうに言うこともできるかもしれない。「ハンドピック」とは、おいしいコーヒーをつくるために十分な、「よい豆」だけを選びだす作業である、と。
before
namamame

after
rostedcoffee

焙煎工場

休日は週に一度のおたのしみ、コーヒー豆の自家焙煎が待っている。ゴソゴソと道具をベランダに持ち出しセッティングが完了すれば、特設焙煎所のできあがり。とはいえ、

・雨天中止
・風が強いとコンロの火力が一定しない
・外気温や湿度の影響を受けやすい
・夏は暑く、冬は寒い
・明るい時間帯しかできない(よって休日しか無理)

孤高のベランダロースターにとって、なにより焙煎はお天気との闘いなのである。
lovecoffee

毎月店内で配布させていただいているフリーペーパー「side b」。以前、「フィンランド特集」にmoiが登場した折にいちど紹介させていただいているので、あるいは憶えていらっしゃる方もおいでかもしれません。

その「side-b」の最新号、VOL.21の特集は《LOVE COFFEE》

コーヒー豆の種類と特徴にはじまり、歴史や焙煎などコーヒーをおいしくするマメ知識、下北沢の「カフェ・オーディネール」マスターによるおいしいコーヒーのいれ方まで、かたわらのコーヒーをよりおいしくしてくれるTipsの数々が紹介されています。

LOVE COFFEEなアナタは、ぜひご来店の折にチェックしてみてください。
亀戸にある喫茶店「珈琲道場・侍」(通称「コーヒー侍」?!)のマッチ。
samurai1.jpg

ぼくにこの店の存在を教えてくれたのは、現在「亀戸」通勤中のNさん。コーヒーに、「貴族」や「伯爵」、「家族」がいることくらいはしっていた。しかし、よもや「侍」までいようとは。しかも、珈琲道場ときたもんだ。どんな「道場」なのだ、いったい?だいたいが「道場」に、「侍」である。おそらく、マスターは三船敏郎のような風貌をした眼光鋭い男にちがいないし、すくなくとも三ヶ月にいちどは日本各地の強者どもが「道場破り」にやってくるにちがいない。三船敏郎が「葉隠ブレンド」を淹れてくれる店。想像は膨らむばかりだ。

そこで、ぼくはなんとしてもNさんに「偵察」に行ってもらうことを決意した。「『侍』へは行かれました?」顔をみるたびに問いかける。「で、『侍』はどうでしたか?」またも、問いかける。「当然『侍』へは行かれたんですよね?」執拗にプレッシャーをかけること一ヶ月、さすがに根負けしたのか(?!)、ついにNさんから待望のレポートが届いたのだった。

「侍ブレンド」というのがありましたよ(ほぉ~)、バイトはみんな「男子」でした(うんうん)、カウンター席はぜんぶロッキンチェアーです(は?)、BGMはジャズでした(はぁ...)、マスターは「ふつうのひと」でしたよ(えぇ~)・・・なぜか聞けば聞くほどテンションが下がってゆく。とはいえ、マッチ箱を裏返せば、そこにはやはり気高き武士の誇りがしっかりと刻みこまれていて背筋が伸びる思いである。
samurai2

「一杯どり」。まるで「居合い抜き」、ではないか。いったい客たちは、どんな表情をしてそんなコーヒーを口にしているというのか?もちろん、苦虫を噛みつぶしたような表情で眉間にシワを寄せて、だろうか?それとも・・・いけない、いけない、また想像が膨らんできてしまった。
larjalanloma

さて、moiの常連にして、いつもなにかとお世話になっている西尾さんから魅惑的な旅へのお誘いです。

「森と湖の国」といわれるフィンランド。もし、そのフィンランドの《原風景》に触れたいと思ったなら、迷わず足を向けるべき土地は「カレリア地方」でしょう。深い森とうつくしい湖に抱かれた自然はもちろんのこと、文化的にも、いまなおフィンランドらしさをもっとも色濃く残すのが、ここ「カレリア」といわれています。けれども残念なことに、ぼく自身をふくめ、いまだにこの土地を訪れたことのない日本人は少なくありません。というのも、観光客がふらりと訪ねるにはこのフィンランドの東部一帯、ロシアとの国境に位置する土地はあまりにも足の便が悪く、綿密な計画なしには行くことができないからです。

そんなカレリア地方にあるちいさな村ヴオニスラハティ(Vuonislahti)を、毎年仲間とともに訪れているのが、冒頭でご紹介した西尾さんです。

「料理」そして「織物」にプロ級の腕をもつ西尾さんは、ここ数年、このヴオニスラハティの村に滞在し、現地の方々からフィンランドの伝統的な「家庭料理」や「織物」を学ぶ旅を企画、主宰されてきました。

メインの「料理」や「織物」はもちろん、ベリー摘み、キノコ狩り、眼下に湖をみおろす岩場でのむコーヒーのおいしさ、スモークサウナに、素朴で楽しい村の人々とすごすなごやかなひととき・・・と、西尾さん、そして参加されたみなさんから聞く村での体験談は、旅行会社のツアーや個人旅行ではなかなか味わえない濃厚なフィンランド体験といった感じで、いつもすばらしいエピソード満載でうらやましいかぎり。

そんな魅惑的なカレリアの休日の旅が、ことしもまた実施されます。そしていま、この旅にいっしょに参加する仲間を募集中とのこと!いかがですか?フィンランドで最高の休日をすごしてみては。ここだけの話、このツアー、フィンランドでもっともおいしいものを食べることのできる旅だと思いますよ。本当に。

なお、moiではこれまでの旅の写真や詳しい日程表などの資料を西尾さんよりお預かりしています。この旅に興味のある方は、ぜひいちどご来店の上、ご覧いただければと思います。また勝手ながら、旅の詳細についてメール、お電話等によるお問い合わせは受け付けておりませんので、ご了承ください(以下は、旅のあらましです)。

*** 旅行日程 ***
日程は確定です。下記以外の日程での実施はございません。
ともに「現地集合型」となりますので、ヨエンスー空港にて集合・解散となります。

A.「織の旅」 (8/23出発・8/30帰国)
B.「料理の旅」(9/20出発・9/27帰国)

*** 旅費の目安 ***
以下は、現地点での目安です。変更の可能性もありますのでご了承ください。また、

A.「織の旅」(例)
・航空運賃等22万円前後+・現地滞在費等1,008~1,365ユーロ(約15~20万円)

B.「料理の旅」(例)
・航空運賃等20万円前後+・現地滞在費等967~1,255ユーロ(約14~19万円)

航空会社はフィンランド航空、現地での滞在先は「ホテル・ヘッランニエミ」となります。現地滞在費は参加人数によって変わります。また、織にかかる材料費、現地での個人支出等は上記金額に含まれません。ご了承下さい。

なお、あくまでもプライベートなツアーへの参加となりますので「個人旅行」同様、すべてにおいて個人的に責任をもって行動できる方の参加をお待ちしております
先月京都へ行った話は、すでに「moiのブログ~日々のカフェ(1)」でも書いたとおり。

その京都で印象的だったこと、をもうひとつ思い出した。それは、とあるカフェで目にした光景。そのカフェではたらく女の子のテーブルを拭くさまが、ほれぼれするほどうつくしかったのだ。べつだん、なにか特別なことをしているわけではない。なのに思わず引きつけられてしまったのは、きっとその動きにいっさいの無駄が感じられなかったからにちがいない。ふきんが端から端へと移動してゆく速さ、力のこめぐあい、そうした動作のすべてがまるで「作法」のように完成されている、と思った。とはいえ、彼女がそれを意識してやっていたとは思えない。おそらく子供のころ、お母さんか、あるいはおばあちゃんにしっかり教えられたのにちがいないし、実際それくらい、その動きは自然そのものだった。

なにかを「きちんとする」というのは、それが実は案外むずかしいだけにすばらしいことだと思う。そしてなんといっても、そのようにして拭かれたテーブルは洗い立てのシャツのようにさっぱりして気持ちよかった。
遅まきながら、ずっと気になっていた映画「かもめ食堂」を観てきた。
ruokala_lokki

公開から一ヶ月あまり、その間何人かのひとから「moiみたいだったよ」といった感想をいただいた。「実写版moiみたいでしたよ、いろいろな意味で」とは、建築家の関本サン。来店した小学生の女の子からは「ここ『かもめ食堂』みたいだね」と言われ、先日は「『かもめ食堂』を観たらこちらのことを思い出して」というある新聞の論説委員の方からお電話をいただきコメントを求められたりもした(10日付の朝日新聞夕刊コラム「窓」欄をごらんください)。これでは気にならないワケがない。

どうだろう?似てるのかなぁ?そんなふうに思いながら「かもめ食堂」を観ていてひとつの共通点に気がついた。たぶん、それは主人公サチエの《世間》に対する立ち位置のとり方とぼくのそれとのあいだの「共通点」といえるかもしれない。

日本では、いま、「勝ち組」だとか「負け組」だとか、あるいは「格差社会」だとかと、巷はなにかとかまびすしい。じゃあ一体じぶんはどうなんだ?とふりかえったところで、正直あまりピンとこない。「勝っている」と感じないのは当然としても、「負けている」のかといえば、かならずしもそうとも感じていない。それは、ぼくがそもそも「世間」でいわれているような「勝負」にハナっから参加しているつもりがないせいにちがいない。

サチエもまた、「勝ち」だとか「負け」だとか、そんなことには一切無頓着にみえる。「好きなことをおやりになっていいですねぇ」という問いに、サチエはこう返す。「いいえ、やりたくないことをやらないだけですよ」。「やりたいことやっているんだから言い訳はできない」なんて考えて、挙げ句のはてに病気になんかなっているぼくとしては、とても真似できない、あっぱれなまでの力の抜けようである。

ところで最近よくかんがえるのだが、「moi」を支えてきたのはたぶん、「勝負にのこる」という《価値観》ではなかったか、と。「勝負にのこる」、つまり「すもう」の「ノコッタ、ノコッタ」というあれである。それは、形勢不利だろうが息も絶え絶えだろうが、とにかくつま先だけでも「土俵」にのこっていさえすればいいじゃないかというスタンスでもある。世間には、勝ち急ぐあまり勢いあまって土に手をつけてしまう力士だっているのだ。けれども、「土俵」にのこっているうちは(少なくとも)負けではない、だってそういうもんでしょう?じゃあ、もしも力尽きたら・・・?

「そのときは、やめちゃえばいい」(byサチエ)

それだけのこと。

PS.ちなみに「かもめ食堂占い」の結果は、「おにぎり(おかか)」でした・・・
自家焙煎なるものに「挑戦」してみた。「コーヒー」をあつかう人間としていちどはじぶんでコーヒーを焼いてみたい、そうかねがね思ってはいたのだが、都会の賃貸マンション暮らしではけむりや匂いの問題などもあってなかなか手を出せずにいたのだった。

そんな折り、グラウベルの狩野さんの本で知ったのがコレ、「煎り上手」である。
irijyouzu01

くわしい説明はさておき、熱力学の応用により手網焙煎などにくらべてずっと気軽に、しかも短時間で焙煎できるというなかなかすぐれものの器具なのである。

そこでさっそくチャレンジということになったワケだが、洗濯物に匂いがつくから室内ではダメという妻の「言いつけ」に従いベランダへ・・・。さいわい、うちは最上階&ベランダが独立しているため近隣からクレームがくるリスクも少ない。それに、ふつう20分はかかるとされる「手網焙煎」に対しこの「煎り上手」なら5~6分程度の焙煎時間で済むという。これならなんとかなるだろうと踏んでの「強行突破」である。

準備万端、道具をセッティングし、さっそく開始。温度計やストップウォッチでのデータ記録にもぬかりはない。開始から4分弱でチャフが飛びはじめ、パチパチッという音とともに「1ハゼ」がはじまる。そのまま続けていると、けむりとともにチャフが勢いよく飛び散りはじめ、やがてピチッという音で「2ハゼ」がはじまる。そして「ここだっ」というタイミングで火から器具を離し、中の豆を急いでザルに出してやる。ここからはスピード勝負、余熱をとるためドライヤーで豆を冷やしたら出来上がり!所要時間はトータルで約8分といったところ。生まれてはじめての焙煎にしてはきれいに焼けているが、これはぼくの実力というよりも「煎り上手」の実力であることに疑いの余地はない。じぶんで焼いた豆は、なんだかひと粒ひと粒が「こども」みたいで愛おしい。焙煎職人の方の気持ちが、ちょっとだけわかった気分!?
irijyouzu2

ほんとうならすこし豆を落ち着かせてやってから飲むべきなのだろうけれど、はじめての焙煎ということで我慢がきかず、ドキドキしつつさっそくドリップしてみた。
irijyouzu3

う~ん、思った以上にちゃんとしたコーヒーになっている。むしろ、予想以上の出来といえるかも。やるなァ、「煎り上手」。なにより、ついさっきまで青緑色していたコーヒー豆が、こうしてカップのなかでいまや琥珀色の液体になっているというその事実が感動的である。

焙煎職人の方が独自の技術と経験をもとにつくりだすコーヒー豆はさながら「芸術作品」のようなものだけれど、たまには日曜焙煎人のつくる「手作りオモチャ」のようなコーヒーもわるくない。
朗報です。東京では観れないとばかり思っていた展覧会『北欧のスタイリッシュ・デザイン~フィンランドのアラビア窯』展が、目黒の東京都庭園美術館で開催されます(4/22から6/18まで)。すでにご存知の方も多いと思いますが、まだまだパブリシティも不完全のようなので、念のため。
アラビア

この展覧会は、フィンランドを代表する陶磁器メーカーアラビア社のコレクションを数多く所有する「アラビア博物館」の収蔵品展で、ご存知のように滋賀県立陶芸の森・陶芸館を皮切りに、昨年の3月より日本各地を巡回中です。常連の竹内サンが滋賀で手に入れ寄贈してくださった「図録」をみたところでは、今回の東京での展覧会の予定は記載されていません。おそらく、なにかしらのトラブルで当初予定していた企画が飛んでしまい、急きょ国内を巡回中の企画をはめこんだといったところではないでしょうか?

理由はともあれ、GWをはさむこの時期に、アールデコ様式のうつくしさでも知られる庭園美術館で「アラビア」の作品の数々を観ることのできるシアワセ。見逃す手はありません。もちろん、展覧会の後は(ちょっと遠いけど)荻窪のmoiへ。シンプルでいながらあたたかいフィンランドのうつわと椅子で充実のコーヒーブレイクをどうぞ。
旅行ガイドでおなじみ「るるぶ情報版」に、『るるぶ杉並区』が新登場!moiもちょこっと登場しています。『るるぶ○○区』って、あるんですねぇ、そんなのが。いままで知りませんでした・・・。
るるぶ杉並区

いったいどんなひとが買うのだろうと思いきや、発売当日、荻窪の駅ビルの入り口に「特設コーナー」をこしらえて、まるでユーミンの新譜のように叩き売りしている現場を目撃。どうやら地元のひとがターゲットらしいです。とはいえ、なかなか充実した中身になっていますので、杉並区の方もそうでない方も、どこかで見かけたらぜひ手にとってごらんください。

※なお、「営業時間」が都合により掲載データから変更になっています。ご了承ください。
京都のビーンズショップ「カフェ・ドゥ・ガウディ」さんにお邪魔したとき話にでた、「ハリオ式」にドリッパーを変えてみた。
hario01

これまで使ってきたのは「コーノ式」。コーノ式といえばペーパー用円錐ドリッパーであり、円錐ドリッパーといえばコーノ式の「専売特許」であった。そこに、ハリオが「殴り込み」をかけた。これはいってみれば「餃子の王将」の中国進出のような話であって、よほどの自信と覚悟がないことにはなかなかできない話である。

というわけで、さっそくふたつのドリッパーを並べてみる。「円錐形」「ひとつ穴」という特徴はまったくおなじ。サイズや穴の大きさにも目立った違いはない。ではなにが違うかというと、ドリッパーの内側の「リブ(溝)」の本数と位置が違う。コーノ式にくらべ、ハリオ式のほうがリブの本数が多く、しかも上部にまでスパイラルしながら延びているのだ。問題は、その「違い」がどう「味の違い」につながってくるか、ということなのだけれど、正直なところ、まだあまりよくわからない。
hario02

単純にかんがえれば、リブの本数が多いということはそれだけドリッパーとペーパーのあいだに隙間ができやすく注湯したときの粉の膨張を、より妨げないですむということである。いいかえれば、よりしっかりと「蒸らし」がきくということだ。もうひとつ、おなじ理由からコーノ式とくらべたとき、よりスピーディーにお湯を落とすことも可能ということで、これはより幅広い味の表現が可能ということにつながる。逆にいえば、ちょっとした加減で味がブレやすいということでもあるけれど。

それはさておき、いまはそう、あたらしい自転車を手に入れた気分。意気揚々と、でもちょっとヨロヨロとしながらその乗り心地を楽しんでいるところだ。うまく乗りこなせるだろうか?コーヒーは、たのしい。
starbucks
フィンランドのシナモンロール「コルヴァプースティ(Korvapuusti)」に恋焦がれ(?!)、カフェやベーカリーではつい「シナモンロール」に手が伸びてしまうワタクシこと、《Korvapuustiseura》によるレポートです。

第6回となる今回は、おなじみ「スターバックスコーヒー」のシナモンロールの登場です。ひとことで評するなら、これぞスタンダード!なシナモンロール。フワフワな生地+ほどほどのスパイシー感+砂糖によるアイシングというベーシックな日本におけるシナモンロールの「定式」にしっかりおさまっています。逆にいえば、安心感こそあれ、強く主張してくることもないという意味で、どうもいまひとつ印象に残りにくい味ともいえそうです。

ただ、そういうコンビニエンスな感じがまた、アメリカ生まれのカフェにはふさわしいのかもしれませんが。
石川瑶子さんから、ご自身の「旅」の記憶をつづった写真集『matka』をプレゼントしていただきました。フィンランド、そしてエストニアの《空気》を真空パックにしたようなすてきな一冊です。moiの店内に置いてありますので、ご来店の折にはぜひ手にとってみてください。
matka01
matka02
"matka"Yoko Ishikawa
jazbospencer

Jazbo&Spencer、またの名をランドセルを背負ったジャック・ジョンソン

このアルバムは、アメリカ系デンマーク人の「お子ちゃま」JazboとSpencerのGross兄弟が2002年にリリースしたもの。音楽一家に育ったふたりは、まだ物心もつかないうちから家族とともにヨーロッパやアメリカを旅行しストリートライブなどを行ってきたという。そしてそんな旅のなかで生まれた音楽がつまった、いってみればJazboとSpencerの《旅行カバン》のようなものといえるのがこのCD「Two Divers」である(タイトル曲は、当時10才と8才(!!)だったふたりによるフランスのカフェでのライブテイク)。

R&B、カントリー、ブルース、そんなレイドバックしたサウンドにのって「変声期前」のあどけないボーカルが甘酸っぱくスゥイングするJazbo&Spencer、よくありがちな大人顔負けのお子様芸というわけでは、ぜんぜんない。その意味では(紹介しておいてなんだが)けっして万人ウケするものではないし、かといって玄人ウケするというものでもない。強いて言うなら、モンドな一枚。とはいえ、ただ聴いているだけでなんども頬弛ませてくれるCDなんて、そうめったにお目にかかれるものではない。
この時期になるといつも思い出すのだった。サクラが見ごろの週末は商売にならない桜
やっぱり、みんなお花見に行ってしまうのでしょうか・・・。

そういえば、桜並木で知られる「国立」のWILL cafeさんなどはこの時期お客さんがふえるのだとか。やっぱりね。moiの近所に桜の木はないからなァ。ならばいっそのこと、近所にこっそり桜の木を3、4本植えてしまってはどうか?

そこで3通りの「作戦」をかんがえてみた。その名もミッション《サクラ》だ。

その1「作戦『秀吉』」
夜中にこっそりとなりの駐車場に忍び込み無断で桜の木の苗を植えてくる。

その2「作戦『家康』」
毎日サクランボを食べては、となりの駐車場へゆきペッペッと種をはきつづける。

どうしてもダメなら、最後の手段はこれしかない。

その3「作戦『信長』」
東京じゅうの桜の木をかたっぱしから伐採してまわる。

・・・というよりも、来年は井の頭公園に屋台でも出そうかなァ。


東京はいま、桜が満開です。予報では、きょうは「花散しの雨」になるとのことでしたが、いまのところまだ曇り空です。なんとか夕方まではもってくれそうな気配です。

4月のお休みですが、

毎週月曜日&火曜日

営業時間は、

平 日/13時~20時30分
土日祝/正午~20時

となります。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、その後の体調について、お越しいただいたお客様からご心配の声などお寄せいただき本当にありがたい限りです。正直なところ、状態は「平行線」といったところです。モーターが唸るような低い耳鳴りは24時間つづいていますし、なにかのはずみで聞こえが悪くなったり、音が歪んだりといった具合ではありますが、自分のからだの声によく耳を傾けてすごしていれば、いまのところ仕事に大きな支障が生じるようなことはなさそうです。

そういうわけですので、ぜひ、今後とも「moi」をご支援のほどよろしくお願いいたします。

Tervetuloa!

「moiのブログ~日々のカフェ2」へようこそ。春といえば「引っ越し」ということで、2004年7月より一年半あまり日々更新してきた「moiのブログ~日々のカフェ」、今月より心機一転「新天地」でのスタートです。

ブックマークをしてくださっているみなさま、お手数をおかけしますがご変更いただけますようお願いいたします。では、今後ともよろしくおつきあいのほどお願いいたします!

PS.エイプリルフールだからって、ウソじゃありませんので・・・念のため。

moi01
photo: Shuhei Nezu
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。