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北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。
いつもよりすこし早起きして、早めに開店準備を済ませる。モイとは目と鼻の先くらいの距離にある「杉並公会堂」でおこなわれる日本フィルハーモニー交響楽団の「公開リハーサル」を聴くためだ。

「公開リハ」は、6月にも足を運んでいるのできょうで二回目。お店をもったとき、ああこれでコンサートには行けなくなるなぁ、と思ったのだが、ゲネプロとはいえ、こうしてプロのオーケストラの演奏をごく近所で、しかも「無料」(!)で聴けるのだからまったくラッキーな話である。

きょうのゲネでは、あす、あさっての定期演奏会で演奏されるプログラムの前半部分、R・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」とオリヴァー・ナッセンのホルン協奏曲の二曲がとりあげられた(指揮/沼尻竜典、Hrn/福川伸陽)。

今回は指揮者が日本人なので、細かい指示や楽団員とのやりとりがしっかり聞き取れるのでなかなか面白い。ただ、R・シュトラウスの音楽はなんとなく支離滅裂な感じがあまり好きになれない。もう一曲のホルン協奏曲はイギリスの作曲家オリヴァー・ナッセンによる1994年の作品で、いわゆる「現代音楽」。ナッセンはモーリス・センダックの絵本『かいじゅうたちのいるところ』をオペラ化したりもしている。

このホルン協奏曲はけっしてわかりやすいメロディーがでてくるといった部類の音楽ではないけれど、大きな音の塊がすこしづつ色やかたちを変えてゆく、まるで「雲」のような音楽。現代の音楽といえば「ややこしい」印象があるが、ぼくのような素人にとっては、むしろこんな風に勝手気ままにイメージの世界に遊ばせてくれる太っ腹な音楽という気もする。

ちなみに日本フィルの公開リハーサルは、11月15日、そして11月22日にも杉並公会堂で予定されている。

ナッセン:かいじゅうたちのいるところ ナッセン:かいじゅうたちのいるところ
ナッセン(オリヴァー)、ビュシャン(シンシア) 他 (2001/05/09)
ユニバーサルクラシック

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