北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。
雨だ。寒い。
3時半になるまでお客さんはたったの5人だった。5組ではない。5人だ。

なんじゃこりゃあああ

平静を装いながら、内心ではそう叫んでいたのだった。

ところが4時前くらいから突然堰を切ったかのようにお客さんが来はじめ、常連さん同士相席してくれたりしたこともあって、終わってみればいつもの週末並みに取り返していた。ちなみに競馬新聞の寸評では、こういうレース展開のことを次のように表す。「直線一気」。4コーナーまでは最後方でもたついていた馬が、最後の直線だけで猛然とすべての馬を抜き去り「穴」をあけるパターンである。心臓にはよくないが、痛快でもある。

ところできょう京都では、以前ぼくが所有していた(といっても権利を20分の1持っていたというだけの話だが)「ドゥーワップ」という馬の子供が「穴」をあけた。7頭立ての5番人気という低評価をひっくり返しての見事な勝利だった。痛快である。

あまり高級な例えとはいえないかもしれないが、要はまあこういうことである。

何事もあきらめてはならない。