北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。
「いい加減」のひとになりたい、のである。

お客様の中に、よく「ぬるめのミルク」を注文されるかたがいるのだけれど、いつもきまって熱くなりすぎてしまい叱られる。いや、叱られてはいないけれど。

コーヒーやお茶を薄く、あるいは濃く淹れるというのはけっしてむずかしいことではない。豆や茶葉の量を加減したり、抽出に気をつければよいからだ。ところが、「ぬるめ」というのはなかなか手強い。

早く火からおろせばいいだけでしょ?

その通り。だがそれがむずかしいのだ。

「さすがにまだこれじゃぬるすぎるよねぇ」などと思っているうち、あっという間に熱くなってしまう。そういえば、母親のつくるハンバーグもこれでもかというくらいよく火の通った、表面がカリカリのハンバーグだった。「よく火を通さないと我慢ならない」、そういうDNAをぼくもまた受け継いでいるのだろうか。次回こそは「いい加減」にぬるめのミルクを出したいものだが、どうだろう?

なにせ、「石橋を叩いてもまだ渡ろうとしない」A型なのだ。