北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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お正月にパソコンを買った。初詣に出かけたついでに、なかば衝動的に買ってしまったのだった。

十年ちかく自宅で使ってきたパソコンは、すでにここ数年ほとんど瀕死状態といってよいような具合である。画面が突然、理想のくびれをもつ完璧なボディーラインのような湾曲したかたちに歪んだかと思うと、いきなりポンッといって元に戻る(リバウンド)。かと思えば、急にキュルルルと悩ましげな声をあげる。たいていのひとだったらもうとっくに買い換えていてもいいはずだが、面倒くさいしお金もかかるという理由でこれまでずっと先延ばしにしてきたのだった。

いや、じつをいえばまだけっして腹をくくったというわけではない。不調なパソコンをだましだまし使うための、それ相応のテクニック(?)だって身についている。実際、ついこのあいだまでは火を吹くか、完全に固まって動かなくなってしまうまで使うつもりでいたのだ。

ところがそうもいかなくなってきた。問題はネットである。ここ最近、閲覧することのできないサイトがぐんと増えた。「お使いの機種はサポートしておりません」と門前払いを喰らうケースが増えてきたのである。ショッピングや動画、音楽の試聴はもちろん、ごくふつうのウェブサイトですらそうなのだから屈辱的である。買い換えてみてわかったことだが、つまるところ十年ちかくも前のパソコンでネットをするというのは高速道路を原付で走るようなもんである。だいたい、メモリが1GBって、なんなんだその天文学的な数字は(これまでは128MB)。なにせYouTubeのキダ・タロー メドレーで、「浪花のモーツァルト」ことキダ・タロー先生の指揮とオーケストラの演奏とが見事に同調しているのである(!)。

なんかそれだけで、じゅうぶん最近のパソコンってすごい。すごすぎる。