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北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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このあいだのことだ。THE YOUNG GROUPのどしだ君から、彼らのあたらしいアルバム『14』のタイトルがもつ意味を教えてもらったのだった。

どしだ君いわく、「中2、14歳ってことですよ」とのこと。なるほどね。

たとえば音楽でいえば、それまでは親だったり兄弟だったり、ともだちだったりと誰かの影響で受け身で聴いてきたものを、自分の力で、レコード屋に行ったり、深夜のラジオから必死にエアチェックしたりして積極的にアプローチしお気に入りをみつけにゆく、そんな行動を自発的にとるようになるのがまさに中2、ちょうど14歳のころだと思うのだ。

ところでぼくが中2のころ夢中になっていたのは、佐野元春だった。彼が「アンジェリーナ」という曲をひっさげて颯爽とデビューしたとき、ぼくはちょうど14歳だったのだ。

いま、NHKの「青春ラジカセ」というウェブサイトで、その当時佐野元春がDJを担当していたFM番組『サウンドストリート』の音源を聞くことができる。毎回、週一回の放送を首を長くして待っていたものだ。そうしてリクエストカードもせっせと書いた。4回カードを読まれたというのはぼくのちょっとした自慢(うち一回は代打で登場した伊藤銀次)だが、いま三十代半ばから四十代はじめの音楽好きの男なら、きっとそれがいかにすごいことかわかってくれるんじゃないだろうか。

高校生になると、ライブにも足しげく通った。東京でやるほとんどすべてと、彼がアマチュア時代にライブをしていた「聖地」横浜でのライブは欠かさず足を運んだ。薄暗い会場に入ると、そこにはグレン・ミラーのビッグバンドジャズが流れている。PAから流れる「イン・ザ・ムード」の音が突然大きくなると客電が消え、パーマネントバンドであるThe Heartlandのメンバーが登場。

ライブのオープニングを飾るのはきまって「Welcome To The Heartland」。当日集まった聴衆にむかって、「ハートランドへようこそ さあ、今夜は一緒に踊り明かそう」と誘うナンバーだ。

Hey Hey Baby, Want You Dance With Me ?
いつもの友達も はじめてのヤツも
Tonight こんなに集まってくれて Thank You
Hey Hey Baby, Want You Dance With Me ?


かつて14歳だったぼくは、ときどき店に立ちながらときおりこの音楽を思い起こす瞬間がある。「いつもの友達も はじめてのヤツも」ひとつの同じ空間で、それぞれがくつろぎ楽しんで帰ってくれたらいいな、食い入るようにステージをみつめていた14歳のぼくみたいに。いかにも中2らしい考えではあるけれど、あのころ、同じライブを体験したヤツとならぼくはいまでもすぐにでも友達になれそうな気がするのだ。

さて、来年はどんな顔、顔、顔と会えるのだろう。2009年、いまから楽しみでしかたない。
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