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北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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ずっと観なきゃ観なきゃと思っていた名作(?)『新幹線大爆破』を、ようやく観ることができた。一九七五年公開の東映映画である。

千五百人の乗客をのせた東京発博多行きの超特急「ひかり」号に、時速が八〇キロ以下になると自動的に起爆装置のスイッチが入るという恐ろしい爆弾が仕掛けられるというお話で、去年の夏に映画館で観た『狂った野獣』と同じ路線のパニックムービー(こちらも同時期の東映作品)。

すごい、すごいとは聞いていたが、ほんとうに、スゴかった。

まあ、細かいところは実際に観て確かめてもらうしかないのだが、二時間半という尺の中に、スリルやアクション、人情話に政治風刺、権力批判や文明批判、笑い、ドタバタ、推理や人間の死生観といったすべてが凝縮されている感じ。そして大事なことは、つねにどんなときにもそれが娯楽作品であることを忘れていないところ。極上のエンターテイメントとは、まさにこういう映画を指して言うのだろう。一九七〇年代この国には、死に物狂いで「娯楽映画」をつくっている人々がいたのだ。残念なことだがもう二度と、この日本からこういう作品は生まれることはないにちがいない。

それはそうと、もしこの映画を観るときは、ぜひ仲間といっしょにツッコミを入れながらワイワイと観てほしい。面白さが二倍、三倍とふくらむこと必至だから。なにをかくそう、ぼくも仲間七人で観たのだがめちゃくちゃ盛り上がった。そして観る相手は、誰でもたぶんだいじょうぶ。誰が観ても絶対に楽しめてしまうところに、映画が娯楽の王道だった時代の作品がもつあきらかに次元のちがう「底力」があるのだ。

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(2002/07/21)
高倉健千葉真一

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