北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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先日、TWEE GRRRLS CLUBさんのイベント「Twee TV Club~Nordic Night」に呼んでいただいたのをきっかけに、ここ数年ほとんど聴くことのなかったスウェーデンのポップミュージックをインターネットとこの辺りの音楽にくわしいスタッフの知識を総動員しつつ怒濤の如く聴きこんでみた。

聴き込んでみたはいいが、気づけばそうして溜め込んだ情報をアウトプットする場がない……(笑)。当初親切に教えてくれたスタッフもいまやうんざりした様子だ。気づけばとんでもなく遠くまで来てしまったらしい(まあ、いつもの話ではあるけれど……)。そこで、ここ一ヶ月弱ほどのあいだに出会ったスウェーデンのポップミュージックのうち、自分の「お眼鏡」にかなったいくつかのバンドを紹介していきたいと思う。あわせて、その「お眼鏡」がどんなものなのか? についても語れればともくろんではいるのだが…… さて、どうだろう?


というわけで、第一回(第二回があるかどうかはわからないけど)。


世の中には、ふと気づけば手に取ってしまうレコードというものがある。たとえばぼくの場合、「大所帯」のグループによるレコードがそれにあたる。こんなジャケットやあんなジャケットに思わず胸がときめく。メンバーは、最低でも10人は欲しい(笑)。で、探したらいました、そんなステキなグループがスウェーデンにも! その名は、


I'M FROM BARCERONA(アイム・フロム・バルセロナ)


れっきとしたスウェーデン出身ながらバンドの名前は「バルセロナ出身」。バンドの結成は2005年、ヴォーカルのエマニュエル・ルンドグレンの楽曲を彼の友人がよってたかって(笑)レコーディングしたところ、思いがけず話題になりあれよあれよという間に超メジャーレーベルのEMIと契約することになってしまったというウソのようなホントの話らしい。で、そのときのメンバーがなんと!


29人!!!


しかし、1stアルバムを聴いたかぎり聴こえてくるのはせいぜい10人分くらいの音…… というのは、まあ、ご愛嬌(笑)。ほとんどの楽曲はリーダーであり、リードヴォーカルを務めるエマニュエルが書いているのだが、甘酸っぱさの薫る覚えやすいメロディーはソフトロック好きにはなかなかたまらないものがある。

ところで、個人的には「大所帯」「ソフトロック」というキーワードからまず思い浮かぶのは70年代のいわゆる「宗教ソフトロック」とか「CCM(Contemporary Christian Music)」だったりするのだが、じっさいこのアイム・フロム・バルセロナからももそんな「匂い」がプンプンと漂ってくる。とりわけ、よく新聞受けに投函されている「その手の」パンフレットを思わせる1stアルバムのジャケットなんていかにもあやしい。あやしすぎる。そう思ってちょこっと調べてはみたものの、いまひとつその正体はわからない。あるいは、ただたんにソフトロック好きで、勢い余って疑似CCM的な世界を演じているだけだったりして!?

それはさておき、彼らのつくる音楽のなんてポップであっけらかんとしていることよ! たとえば、このバンドの「テーマソング」ともいえそうな「We Are From Barcerona」。正直、アホくさいほどの能天気さにふと微妙な気分になりつつも気づけばいっしょになってコーラスを口ずさんでいる。そう、そうなのだ。こういう「シング・アロング」的なわかりやすさこそが彼らの「持ち味」であり、「芸風」なのである。

とりわけぼくが好きな一曲は、1stアルバムに収められた「This Boy」。





ここでもなにかとりたてて「ひねり」があるわけではないのだけれど、その「青さ」がなんとも魅力的なポップソングになっている。

このなにかと生きづらい世界にあって、たった3分だけ夢を見させてくれるのがポップミュージックであるとするなら、彼らアイム・フロム・バルセロナの音楽こそはまさに「王道のポップソング」と言っていいのではないだろうか。
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