ジャズをきいている。ソロはストイック、トリオはスリリング、では、デュオは?

ノルウェーのベーシストTerje GeweltとフランスのピアニストChristian Jacobによるアルバム「Hope」にきくことのできるのは、時間と空間とを満たしてゆく濃密な対話。コーヒーでいえば、「蒸らし」の時間にそれはあたるかもしれない。挽いたばかりのコーヒーの粉に、じっくりていねいにお湯を落とし「そのとき」を待つ。デュオをきくことは、つまるところ待つことなのかもしれない。きこえてくる音のむこうがわに立ち現れる世界を100%迎え入れること、それこそがデュオの愉しみなのだ。
なお、ここに収められた演奏はすべてライブ録音。テリエ・ゲヴェルトがうまれたオスロにあるムンク美術館、かれが育ったラルヴィクの美術館、そしてドランメンの劇場など、これまた「対話」の舞台としては最高のお膳立てとなっている。
4曲目、アイルランド民謡で、たくさんのミュージシャンたちがカヴァーしている"The Water Is Wide"("There is a ship")、実はこういう演奏と出会うために日々ぼくは音楽をきいているのかもしれない。

ノルウェーのベーシストTerje GeweltとフランスのピアニストChristian Jacobによるアルバム「Hope」にきくことのできるのは、時間と空間とを満たしてゆく濃密な対話。コーヒーでいえば、「蒸らし」の時間にそれはあたるかもしれない。挽いたばかりのコーヒーの粉に、じっくりていねいにお湯を落とし「そのとき」を待つ。デュオをきくことは、つまるところ待つことなのかもしれない。きこえてくる音のむこうがわに立ち現れる世界を100%迎え入れること、それこそがデュオの愉しみなのだ。
なお、ここに収められた演奏はすべてライブ録音。テリエ・ゲヴェルトがうまれたオスロにあるムンク美術館、かれが育ったラルヴィクの美術館、そしてドランメンの劇場など、これまた「対話」の舞台としては最高のお膳立てとなっている。
4曲目、アイルランド民謡で、たくさんのミュージシャンたちがカヴァーしている"The Water Is Wide"("There is a ship")、実はこういう演奏と出会うために日々ぼくは音楽をきいているのかもしれない。
この記事へのコメント
聴いてみたいです!
ノルウェーのベースとフランスのピアノ。
好きかもしれません。
しかも、アイルランド民謡!
初めてノルウェーに行ったとき、
友人の勧めでムンク美術館に行ってみました。
壁一面の巨大な太陽の絵が強烈でした。
そういえば、前のブログに、
バイエルのCDか何かをもらったと書いてありましたが。
「どーれーどーれー」で始まるのでしょうか?
赤いバイエルの。
それも、とても聴いてみたいです。
ノルウェーのベースとフランスのピアノ。
好きかもしれません。
しかも、アイルランド民謡!
初めてノルウェーに行ったとき、
友人の勧めでムンク美術館に行ってみました。
壁一面の巨大な太陽の絵が強烈でした。
そういえば、前のブログに、
バイエルのCDか何かをもらったと書いてありましたが。
「どーれーどーれー」で始まるのでしょうか?
赤いバイエルの。
それも、とても聴いてみたいです。
2006/04/27(木) 01:52 | URL | pepparkaka #EgHDIVQc[ 編集]
pepparkakaさん、こんにちは。
ピアノを習っていなかったもので、その「どーれーどーれー」かは判然とはしませんが、第44番ー106番とあります。同じでしょうか?
ここで紹介するCDは、どれもボク的には「ツボ」なものばかりなのですが、当然この「Hope」はすばらしいです。聴けば聴くほどに味わいが増しますよ。「ジャズ」だなんだという先入観なしで、とにかくただただ「音楽」として楽しんでください。おすすめです!
ピアノを習っていなかったもので、その「どーれーどーれー」かは判然とはしませんが、第44番ー106番とあります。同じでしょうか?
ここで紹介するCDは、どれもボク的には「ツボ」なものばかりなのですが、当然この「Hope」はすばらしいです。聴けば聴くほどに味わいが増しますよ。「ジャズ」だなんだという先入観なしで、とにかくただただ「音楽」として楽しんでください。おすすめです!
店主さま、こんばんは。
本日は突然おじゃましました。
「Hope」かけてくださってありがとうございました。とろけますね。。。
もっともっと長居するつもりだったのですが、
急きょ予定を変更したので、早々に引き上げてしまいました。
またゆっくり伺います。
やはり珈琲をいただきたいし、食べるものも。
うす茶ミルク、jaette gott でした!
とりいそぎ、お礼まで。
p.s.
バイエルの「どーれーどーれー」は、1番だと思います。
楽譜が手もとにないので、わかりませんが、
44番~106番というのは、黄色いバイエル(2巻)かもしれません。
気になるので、こんど楽譜売り場に行ったら確かめてみます。
本日は突然おじゃましました。
「Hope」かけてくださってありがとうございました。とろけますね。。。
もっともっと長居するつもりだったのですが、
急きょ予定を変更したので、早々に引き上げてしまいました。
またゆっくり伺います。
やはり珈琲をいただきたいし、食べるものも。
うす茶ミルク、jaette gott でした!
とりいそぎ、お礼まで。
p.s.
バイエルの「どーれーどーれー」は、1番だと思います。
楽譜が手もとにないので、わかりませんが、
44番~106番というのは、黄色いバイエル(2巻)かもしれません。
気になるので、こんど楽譜売り場に行ったら確かめてみます。
2006/04/28(金) 22:46 | URL | pepparkaka #EgHDIVQc[ 編集]
pepparkakaさん、こんにちは。本日はありがとうございました。
Terje Gewelt、とりあえずお聴きいただけてよかったです。全編よいですよ。
バイエルはたぶん「下巻」ですね。演奏はたぶんエッシェンバッハな気が・・・
Terje Gewelt、とりあえずお聴きいただけてよかったです。全編よいですよ。
バイエルはたぶん「下巻」ですね。演奏はたぶんエッシェンバッハな気が・・・
文字化けしたので書き直し、忘れていたタイトルも書き加えたのですが、
すでにお返事いただいていたことに気付いていませんでした。
視力は良いのですが。。。見えてません。。。
バイエルは、上巻下巻というのでしたね!
赤いバイエル黄色いバイエルと言っていました。
とりいそぎ。
すでにお返事いただいていたことに気付いていませんでした。
視力は良いのですが。。。見えてません。。。
バイエルは、上巻下巻というのでしたね!
赤いバイエル黄色いバイエルと言っていました。
とりいそぎ。
2006/04/29(土) 00:15 | URL | pepparkaka #EgHDIVQc[ 編集]
> pepparkakaさん
ちょっと検索して調べてみました。「下巻」よりも、「黄色のバイエル」と呼んだ方がなんだか風情がありますね!
ちょっと検索して調べてみました。「下巻」よりも、「黄色のバイエル」と呼んだ方がなんだか風情がありますね!
2006/05/01(月) 08:34 | URL | moi店主 #mLjQvPPA[ 編集]
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