北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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リヒテルというピアニストが、ノルウェーの作曲家グリーグのつくった小品ばかりを弾いているCDを聴いた。
Grieg: Lyrische St?cke Grieg: Lyrische St?cke
(1996/04/16)
Live Classics

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グリーグというと、フィンランドの作曲家シベリウスとならんで北欧を代表する作曲家のひとりである。よって、このふたりの音楽にはどことなくおなじ種類の空気が流れているような気がしてならない。ところが、こうしてまとめて聴いているうち、そこには明らかなちがいがあるように思えてきたのだった。

何がちがうかというと、グリーグの音楽には「山」がある。「高み」から見やる「眺望」がある。湾曲した半島に絡みつく急坂があり、山あいに沈む夕日があり、眼下に広がる入江やフィヨルドにこだまする声が、ある。対して、シベリウスの音楽にあるのはひたすらに続く雪原であり、湿地であり、松や白樺が生い茂る森であって、そこでは太陽は一気に一面を照らし出す。

あくまでも感覚的な印象にすぎないとはいえ、ノルウェーとフィンランドのちがいがこんな風に、そこで生まれ育ったふたりの作曲家の音楽に刻印されていたとしても不思議はない。ちなみにグリーグはことし没後百年、いっぽうシベリウスは没後五十年、まとめ聴きするにはいい機会かもしれない。
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ショパンのチェロ・ソナタは、彼が生存中に出版した"最後の作品"である。正に、彼が最後に行き着いた境地が、この作品に集約されているような気がする。これだけの大作でありながら、その知名度は恐ろしいほど低い。ショパンは、長い間ピアノ曲しか書いていなかっ
2007/09/29(土) 03:01:05 | 作曲家をいっぱい集めました
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