ことしのゴールデンウィークはいつになく暇だった。とはいえ、相変わらずPCは不調(というか壊滅状態)なので退屈しのぎのネットサーフィンすらもままならない(ひさびさにメールソフトを立ち上げるとニ百件とかのバルクメールが平気で届いていて気が遠くなる)。家に戻ってCDなど聴いているのにもなんとなく飽きたので、店を閉めた後またまた《ラ・フォル・ジュルネ》に行ってきた。
とりあえずニ十一時半すぎに店を出れば、二十二時三十分からの最終公演に間に合うという計算だが、運よく(?)二十一時前に出れたので思いのほか会場に早く到着することができた(この公演は全席自由なので早く着いたほうがよい席に座れることになる)。プログラムは、シャニ・ディリュカというモナコのピアニストによるリサイタルで、グリーグの《抒情的小品集》というポストカードブックのような作品を演奏するというもの。夜更けにこんな愛らしい音楽をナマで聴けるなんて、ある意味とても幸福な体験じゃないだろうか。
演奏はどこかショパンを思わせる感興豊かな印象。北欧の音楽なのだからもっと素朴で鄙びた感じだったらよかったのになどと思わずかんがえてしまいそうになるが、ちょっと待てよと踏み止まる。北欧=素朴といった図式はいわゆる「フジヤマゲイシャ」とおなじ、外の人間からみたイメージというか思い込みにすぎないのだから。じっさいライプツィヒの音楽院に学び、シューマンやリストといったロマン派の音楽をたっぷりと吸収してきたグリーグのこと、かつて吉幾三がプレスリーになりたかったように、グリーグがショパンになりたかったとしてもぜんぜん不思議ではないのだ。
いずれにせよ、仕事と仕事のあいまにグリーグの生演奏を聴くという、ある意味GWならではの奇妙な過ごし方も気分転換としてはなかなかいいものではあった。

とりあえずニ十一時半すぎに店を出れば、二十二時三十分からの最終公演に間に合うという計算だが、運よく(?)二十一時前に出れたので思いのほか会場に早く到着することができた(この公演は全席自由なので早く着いたほうがよい席に座れることになる)。プログラムは、シャニ・ディリュカというモナコのピアニストによるリサイタルで、グリーグの《抒情的小品集》というポストカードブックのような作品を演奏するというもの。夜更けにこんな愛らしい音楽をナマで聴けるなんて、ある意味とても幸福な体験じゃないだろうか。
演奏はどこかショパンを思わせる感興豊かな印象。北欧の音楽なのだからもっと素朴で鄙びた感じだったらよかったのになどと思わずかんがえてしまいそうになるが、ちょっと待てよと踏み止まる。北欧=素朴といった図式はいわゆる「フジヤマゲイシャ」とおなじ、外の人間からみたイメージというか思い込みにすぎないのだから。じっさいライプツィヒの音楽院に学び、シューマンやリストといったロマン派の音楽をたっぷりと吸収してきたグリーグのこと、かつて吉幾三がプレスリーになりたかったように、グリーグがショパンになりたかったとしてもぜんぜん不思議ではないのだ。
いずれにせよ、仕事と仕事のあいまにグリーグの生演奏を聴くという、ある意味GWならではの奇妙な過ごし方も気分転換としてはなかなかいいものではあった。

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