北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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映画「かもめ食堂」のヒットもありすっかりのどかなイメージが定着しつつあるフィンランドではあるけれど、そんなイメージを否定するかのような物騒な事件がフィンランドの、しかもヘルシンキのど真ん中で起こってしまった。

この「事件」を知ったのは、日々「YLE」でニュースをチェックされているJUSSIさんからの一報だった。なんでも、ヘルシンキ中央駅に隣接する古い「赤レンガ倉庫」が激しく燃えているという。この倉庫はフィンランドの国鉄(VR)が所有するもので、現在はフリーマーケットやライブをおこなうスペースとして使用されているほか、雑貨屋さんなどもある。場所はヘルシンキ中央駅の裏手、メインストリートの「マンネルヘイム通り」のかたわらに位置し、目と鼻の先には国会議事堂や現代美術館「キアズマ」、それにアルヴァー・アールトが設計した「フィンランディアタロ」もある。観光客にもおなじみの場所だ。

火災は、5日金曜日の夜に発生した。もうもうと黒煙を上げて炎上するニュース映像が、この火災の激しさを物語る。駆けつけた消防隊も延焼を食い止めるのがやっとで、鎮火したときには倉庫はほぼ焼失してしまったそうである。また、古い建造物ゆえ、立ちこめる煙りには有害物質も含まれていたようで、映画館から観客が一時避難する騒ぎにもなったらしい。

ヘルシンキ警察は、この火災の原因を「放火」と断定している。もともと、この倉庫のあった一帯は「再開発事業」の対象となっていて、この倉庫も現在は空家状態、すでに解体を待つばかりだった。そのため、不法占拠する者などもいたという話もあるし、実際ヴァップ(=メーデー)の前夜には、ここでたき火をし大騒ぎをしていた100人ほどの若者と警察隊とが衝突するという騒ぎも起こっている。

ここ日本とは異なり、ニュースをみていても物騒な事件とは無縁のようなイメージがあったフィンランドだけに、今回の放火騒ぎはちょっとしたショックであった。EUへの参加、移民の流入や観光客の増加など、ここ数年フィンランドという国を取り巻く環境も変化している。それだけに、これまでのように小回りのよさを武器に困難を解決するというだけではコントロールがきかない局面も多くなってきているということなのかもしれない。
コメント
この記事へのコメント
ヘルシンキで放火騒ぎですか・・・。
数年前、ヴァンターのショッピングセンターで
爆発騒ぎがあった時も驚きましたが、
フィンランドも物騒になってきているのですね。
2006/05/09(火) 09:59 | URL | makinen #-[ 編集]
悲しいことですが
makinenさん、こんにちは。

日本もかつては「安全な国」と呼ばれていましたが、いまとなっては胸を張ってそう口にするのがはばかられるようなところがありますね。フィンランドもまた、変化の途上なのかもしれません。悲しいですが。
2006/05/10(水) 12:57 | URL | moi店主 #mLjQvPPA[ 編集]
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