北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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ピアリ

スタッフと連れだって、クリスマスイルミネーションもにぎやかな「舞浜」へと行ってきた。先日、このブログでも紹介したニクラス・ウィンター&ユッカ・エスコラwith 新澤健一郎トリオのライブがクラブ・イクスピアリであったのだ。

いやあ、楽しかった!聴きながら、とてもハッピーな気分だった。

演奏はニクラス・ウィンターの楽曲を中心に、ユッカ・エスコラの楽曲、さらに新澤さんとドラムスの大槻さんの楽曲もまじえておこなわれたのだが、ニクラスの曲は透明感があってメロディーも親しみやすい。娘さんのために書いたという「For Sofia」なんてとてもメランコリックな佳曲で、ビル・エヴァンスが姪っ子のために書いた「Waltz For Debby」をちょっと思い出した。長身のスキンヘッズというゴツいルックスとは裏腹に(失礼)、きっとナイーヴな精神の持ち主なのだろう。いっぽう、ユッカの曲はクールで洗練されている。

新澤さんの曲はその昔、ヨーロピアンジャズの世界にあこがれてつくったという「Quiet Leaves」。移ろうハーモニーがまるで幻灯を見ているかのような気分にさせてくれる美しい音楽。晩秋からいまごろにかけてのこの季節にまさにぴったりだ。バロック音楽とファンクを融合させてしまったという大槻KALTA英宣さんの「Bach-logy Shift」は、バロック音楽を改造車ばりにチューンナップしましたという感じの面白い曲で、叩きまくるというよりは、むしろ歌いまくるかのようなKALTAさんのドラムスが圧巻。

じつは、なにを隠そうぼくはジャズのライブを体験するのははじめてのことで、ふだん好きなアルバムをBGM的に流しっぱなしにしたりはするのだが、なんの知識もないところではたしてライブを心から楽しめるのだろうかと内心ちょっと不安でもあったのだ。ところが、実際のところはものすごく楽しかったわけで、その理由はどうやら新澤さん率いるトリオの演奏にあるということが途中でだんだんわかってきた。新澤さんのピアノとKALTAさんのドラムス、それに菊地成孔をはじめさまざまなアーティストと共演を重ねている鳥越啓介さんのベースのやりとりが、波長のあった友だち同士の気のおけない会話のようですごく楽しい気分にさせてくれたのである。それは丁々発止というよりは、むしろ絶妙なボケとツッコミの応酬のような・・・。。気楽に冗談を言ったり軽口を叩いたりするには、当然おたがいのあいだにそれなりの信頼関係がなければならないわけで(そうでなかったらすぐケンカになってしまう)、この三人のやりとりにはそんな固い信頼の上にあってはじめて可能になる「闊達さ」が感じられた。そしてそんなやりとりに誘われてニクラスのギターが、ユッカのトランペット(とフリューゲルホルン)が自由に花を添えてゆく。その意味で、今回は新澤健一郎トリオintroducingニクラス・ウィンター&ユッカ・エスコラと呼ぶのがふさわしく思えた一夜だった。なんだか、あしたからも頑張ろうって気分になってきた。

ところで、もともと新澤さんを紹介してくれたのは常連のT内サン(別名「アラビヤン」さん)で、三年前ぼくが「突発性難聴」を患ったとき、以前おなじ病気をやったことのある新澤さんがいろいろと親身になってアドバイスしてくれたのだった。その後、近くでライブがあるときなどちょくちょく顔を出してくださったりしていたにもかかわらずなかなかライブに足を運ぶ機会に恵まれず、ようやく今回はじめて生で演奏に接する機会をえたのだが、新澤さん、ほんとむちゃくちゃカッコよかったです!終演後ちらっと紹介してもらったニクラスとユッカもとても気さくなナイスガイ(?)で、「moi、moi」と連呼してくれたのはFCQ好きとしてはうれしかった。いろいろなことがさまざまに重なってこういう出会いを引き寄せてくれるのだから、なんだか世界は、やたらと面白い。

ちなみにユッカ・エスコラは、THE FIVE CORNERS QUINTETのライブのため来年1月にも来日するそうです(くわしくはコチラ→●)。
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