北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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なにを隠そう、トゥルクまで足をのばしたのは「Museo Kahvila」こと「Wanhanajan Puoti」へ行くためだった。フィンランド随一のコーヒーグッズのコレクターであるオーナーが、みずからのコレクションを展示している個人ミュージアムである。

さほど広くもない店内には、壁いっぱいに所狭しと並んだコーヒー缶をはじめ、コーヒーの抽出に用いたパーコレーターの類や紅茶、砂糖、サルミアッキ(コーヒーのお供という位置づけ?)といったアイテムまでが一堂に展示され、フィンランド人とコーヒーをめぐる壮大な「オレ流」一大歴史絵巻? を繰り広げている。

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ところで、「Museo Kahvila (ミュージアムカフェ)」という看板が掲げられていることもあってか、ここをどうやら風変わりな喫茶店だと思って訪れるひとも少なくないようだ。ぼくらがいる間にも二、三組の客(フィンランド人)がお茶をしにやってきたが、そのたび店のおばちゃん(=オーナーの奥さん)は「ここはカフェじゃないの、美術館なの」と言って追い返していた。そして思い出したように、ときどきぼくらに向かって「これは古い抽出器具よ」とか「これ、こんな風に見えてじつはお砂糖なの」と説明してくれる。そうか、そうだった、ここは美術館だった、とそのたびぼくらも思い出すのだった。おばちゃんは「学芸員」でもあったのだ。

ちょこちょこ話をしながら「日本でカフェをやっている」と言うとおばちゃんはたいそう感心して、「あら、日本人はお茶だけじゃなくコーヒーも飲むのね」と言う。「日本人はコーヒーが大好きだし、カフェもそこらじゅうにあるよ」と説明すると、「そうなの?へえー」とひたすら感心している。こうなったらなんとかして日本人のコーヒーに賭ける情熱の偉大さをおばちゃんに伝えねば、とぼくはヘンな使命感にかられて脳ミソをフル回転した挙げ句、「あ、あれがあるじゃないか」とバッグの中のあるモノを思い出した。

明治製菓のチョコレート「コーヒービート」(食べかけ)

旅行前、サイトウさんが「遠足のおやつ」としてくれたものだ。コーヒーをお菓子にアレンジするだけでなく、精巧なコーヒー豆のかたちにまで高めてしまうこの技術力! いまこそ、メイド・イン・ジャパンの底力を思い知るのだっ!

「この日本のお菓子をあなたにプレゼントしましょう」

そう言って、ぼくはおばちゃんに(食べかけの)「コーヒービート」をうやうやしく差し出した。するとおばちゃんは、「Oh! Coffee Beat ! Kiitos!!!」と感嘆の声をあげて受け取るのだった。

「コーヒー」がつなぐ、微笑ましくも意義深い国際交流のひとコマ。マイキーもきっと大喜びだねっ!

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「おれ、マイキーじゃねーって」
コメント
この記事へのコメント
マイキーって!!(爆)
ますます文章が面白くて、ニマニマしていたら、懐かしいマイキーの登場で一人噴出しちゃいました。

偉大なコーヒービートが食べたくなったので、買って来ます。では。
2009/06/27(土) 10:17 | URL | kana #tHX44QXM[ 編集]
こんにちは
> kanaさん

先日は暑い中、どうもありがとうございまいした。

でも、どう見たってマイキーでしょ?(だからマイキーじゃないっつーの)。
2009/06/28(日) 14:43 | URL | moi店主 #mLjQvPPA[ 編集]
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