北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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立場上? こんなふうに言うのもどうかと思うのだが、ここ最近は北欧について書かれた本や北欧を特集した雑誌にどうも食傷気味というか、前のようには反応できなくなっている自分がいて、なんとなく本屋さんなどで見かけても手にとらない、そんな日々がつづいていた。

そんな折、北欧の深いところにそっと、遠慮がちに手を触れるような美しい本と出会った。小泉隆さんの写真と文による『フィンランド 光の旅 北欧建築探訪』である。

フィンランドの建築家たちの手になるたくさんの教会や博物館、図書館や劇場といった公共建築、それにサウナ小屋や氷の城といったさまざまな「たてもの」を紹介するこの本の「主役」は、でもじつは「たてもの」であるよりはむしろ「光」、なのである。

この本を静かにめくっていると、フィンランドのひとびとがいかに「光」を慈しみながら日々暮らしているか、手にとるように伝わってくる。「たてもの」は「光」を導き入れる装置であり、教会は「絶対なるもの」としての「光」を感じ、対話するための空間である。そしてまた氷や雪の白でさえ、ときにフィンランドのひとびとは「光」に変えてしまうのだ。そう、フィンランドの建築家は、「光の調律師」でもあるのだ。

けっして声高に叫ぶわけではないけれど、フィンランドを旅しながら「光」を《発見》し、そのつど深く感動している小泉さんの興奮がこちらにまで伝わってくるような一冊である。




そして、




この『フィンランド 光の旅 北欧建築探訪』の刊行を記念して、著者の小泉隆さんによるトークイベントをプチグラパブリッシングさんとともに開催させていただくことになりました。9/9(水)の夜となりますが、お申し込み方法などくわしくはまた決定次第こちらのブログにてご案内させていただきますので、どうぞお楽しみに!

フィンランド光の旅―北欧建築探訪フィンランド光の旅―北欧建築探訪
(2009/08/10)
小泉 隆

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コメント
この記事へのコメント
こんにちは
久しぶりにコメントさせていただきます・・・
とは言いましても、店長さんのブログはちょくちょく拝読&勉強させていただいております。

また素敵なイベントを企画されているのですね!
うう~しかし9月は仕事の都合上難しそう・・・
時間ができそうでしたら、わたくしも是非とも参加させて下さい!

ところで(多分わたくしと同世代と思われる)店長さんに、ご意見を仰ぎたい事があります。
先日突然(佐野元春氏&松本隆氏の対談をTVで見て)、大滝詠一の楽曲が聴きたくなりCDを買い求め
高校時代以来、久々にアルバム『ロングバケイション』を鑑賞ました。
そこでふと感じた事が・・・
アルバム最後の楽曲「さらばシベリア鉄道」って
あの哀愁漂う旋律と間奏のギターアレンジ・・・あれは絶対イスケルマですよね?




2009/08/23(日) 10:34 | URL | ゆきこ #-[ 編集]
早速買いました!
お久しぶりです。荻窪のmoiに時々おじゃましていたぺこ(実は実家の愛犬の名前)です。吉祥寺に移られてからどんどん有名になってしまい、嬉しいようなさびしいような・・・。ブログは毎日のように拝見しており、昨日早速「フィンランド光の旅」を購入しました。写真が美しくて、すぐにでもフィンランドに行きたくなりました。
2009/08/25(火) 20:29 | URL | ぺこ #B2CsETZw[ 編集]
こんにちは
> ゆきこさん

こんにちは。いつもありがとうございます。ただ、「勉強」にはならないと思いますが・・・。

芸能全般に博覧強記の大瀧詠一ゆえ、イスケルマの存在を知っている可能性は十分にありますね~。

ただこれはとても不思議ですが、いわゆる「昭和ムード歌謡」と「イスケルマ」には非常に近いものがありますね。実際、カウリスマキ映画の音楽を耳にしてびっくりした経験をお持ちの方も少なくないことと思います。

共通点があるとすれば、アメリカのジャズボーカルやタンゴといった音楽を目指しながら、なぜか異郷の土地でまったく違うものとして生まれ変わってしまった、ということでしょうか?ビートルズやストーンズが、なぜか日本ではグループサウンズになってしまったのと同じ一種の化学反応のようなものですね。

2009/08/26(水) 16:23 | URL | moi店主 #q6BJ2kSs[ 編集]
おひさしぶりです
> ぺこさん

お元気そうでなによりです。いまはどのあたりに「生息」されているのでしょうか?

その後、北欧は行かれましたか?もし行かれていないようなら、またこの機会にぜひ足を運ばれてはいかがでしょう。

ちなみに、ぜんぜん「有名」になってなんてないですよ。露出は多少増えましたが、それはまあ、荻窪と吉祥寺という街のもつ力の差ゆえですね。

こちらは相変わらず、いろんな波にも乗り遅れつつのんびり営業しております。ぜひお近くにお越しの折にはお立ち寄り下さいね。
2009/08/26(水) 16:29 | URL | moi店主 #w3LwE.AY[ 編集]
ありがとうございました!
ご丁寧な見解とご説明を、ありがとうございました。
とても興味深く拝読いたしました。

文化の違いで解釈や表現も異なってしまう…音楽も“生き物”って事ですよね。
2009/08/27(木) 13:34 | URL | ゆきこ #-[ 編集]
こんにちは
> ゆきこさん

むかしTVの『世界遺産』でペタヤヴェシの古い木造教会を取り上げたのを観たのですが、内部にある素朴かつユーモラスな聖書の登場人物たちの彫刻を、フィンランドの大工たちはほとんど聞いた話だけを元に想像を膨らませてデザインしたのだそうです。

日本にせよフィンランドにせよ、中心というよりはむしろ周縁にあたる地域では、結果的にそうした想像力の跳躍が思わぬオリジナリティーを生み出すこともあるような気がします。
2009/08/29(土) 17:09 | URL | moi店主 #mLjQvPPA[ 編集]
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