北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

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40歳からの宮崎アニメ。第二弾は

『千と千尋の神隠し』

である。これはかなり大人向け、っていうか、子供向けではないという意味で前回の『ラピュタ』よりもとっつきやすい。まあ、子供を主人公にしてるからってその映画が「子供向け」とは限らないわけで、すくなくともこれは単純な「子供向け映画」でないことは明らか。

『ラピュタ』のときに感じたのは(ここで『ラピュタ』と比べるのは、ぼくがほかに宮崎アニメを知らないから)、

ひとを見かけや第一印象で判断すると痛い目にあうぞ

というある種の「法則」のようなもので、それは『ラピュタ』では国家や権力といった中心的対象への懐疑心のようなかたちで表れていたけれど、『千と千尋~』ではさらにさまざまな、ある意味よりわかりやすいかたちで描かれている。「釜爺」や「リン」、「オクサレ様」をはじめ、千(千尋)の知らないところで別の顔をもつ「ハク」などがその一例。批判的なメッセージすら感じられた『ラピュタ』にくらべれば、この『千と千尋~』の宮崎監督はずっと柔和だ。柔和という言い方が正しいかはわからないが。いずれにせよ、もはや二項対立的な図式では語れない次元に宮崎監督自身が突入してしまったのは確かだ。

それにしても、いったいこの作品全体に漂う「猥雑さ」のようなものはなんなのだろう? 

ここでは名前を奪ってひとを支配するんだーというハクの台詞が気になって、いろいろ考えを巡らせているなかで映画評論家の町山智浩さんのブログに行き当たった。たぶん有名な話なのだろうけれど、なかなか衝撃的な、でもいろいろなことが腑に落ちる解釈である。

う~む、やっぱりこれはオトナな映画だ。

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(2002/07/19)
柊瑠美入野自由

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コメント
この記事へのコメント
ジブリといえば
岩間さん

アニメネタは突っ込みようがないとお話したばかりですが、これは別です。

「千とちひろ」
子どもとDVDで何度見たことか。
(見せられた、というか)
とても親近感のあるトピックです♪

フィンエアーで隣の席になったイタリア人からいかにジブリやマエストロみやざーきが素晴しいかという話の中でこの映画のイタリア語名が

「La citta incantanta」
魅せられた町、魂を奪う町
であることを知らされました。

「神隠し」=神が罪のない少女を
さらい強制労働をさせる

「八百万の神」=キリスト様以外に
神がたくさんいる

という概念はバチカン総本山のある国には到底理解されないのでこのようなタイトルがつくのでょうね。

いつか話したい、と思っていたので
よそ様のブログジャックでついコメントします。

失礼しましたー

2009/10/25(日) 01:52 | URL | yumico #-[ 編集]
こんにちは
> Yumicoさん

なるほど、たしかに一神教を信じる国のひとに、あまりにも人間くさい?八百万の神々は理解しがたいものがあるかもしれませんね。

逆に、あの混沌とした世界、美しいものも汚れたものもすべてが不可分に渦巻いているあの世界は、本来カオス的な存在である子供には魅力的に映るのでしょうね。

もういちど見直してみたいと思えるような作品でした。
2009/10/26(月) 13:00 | URL | moi店主 #mLjQvPPA[ 編集]
次は「耳をすませば」を
岩間さん、「耳をすませば」を是非見てください。

僕はあの世界が一番好きです。
2009/10/27(火) 15:08 | URL | bar bossaのはやし #-[ 編集]
偶然にも・・・
> はやしさん

こんにちは。

イッツ・ア・スモールワールドと並んで、はやしさんが日頃たまった「毒」を排出するために親しんでいるというウワサのあれ、ですね。

じつはなぜか、偶然にも手元にあるんですね、これが。相当「ハードル高い」らしいので不安です(笑)。
2009/10/27(火) 20:34 | URL | moi店主 #mLjQvPPA[ 編集]
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