北欧、フィンランドをこよなく愛するカフェ店主がつづる日々のあれやこれや。

2008/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/09

七夕である。天の川で、「おりひめ」と「ひこぼし」が一年にいちどだけ出会う夜。

そこで、朝からずっとスカンジナヴィアとブラジルの《一期一会》からうまれた音楽をきいている(こじつけもはなはだしい)。「スウェーデンのセルメン」ことギミックス。以前このブログでもとりあげたスウェーデンのジャズクラリネット奏者プッテ・ウィックマンとブラジルのシヴーカによる競演盤。あるいはまた、スウェーデンで録音されたエリス・レジーナとトゥーツ・シールマンスの「ブラジルの水彩画」。ただ、ジャケットで微笑むふたりのポートレイトは「おりひめとひこぼし」というよりはむしろ「山本カントクと泉アキ(古いっ)」のようではあるが。

ところで、おりひめとひこぼしは一年にたった一日しか逢うことをゆるされない超「遠距離恋愛」。心待ちにしていた「七夕」の夜も、いざそのときとなってみればなんとなくはにかんで、妙にギクシャクしてしまったり、伝えたい言葉がうまく伝えられなかったりと、いろんな心の機微があるはずだ。で、そんなブラジルとスカンジナヴィアの「遠距離恋愛」的出会い(=エンコントロ)だったら、ジルベルト・ジルがノルウェーの首都「オスロ」で録音したアルバム「O SOL DE OSLO〜オスロの太陽」、これにつきる。

じつはこのCD、はじめて聴いたときの印象はなんだこりゃ?といった感じで、いちど聴いたっきりラックの奥深くにしまいこんだままだったのだが、ひさしぶり(6年ぶりくらい?)に「発掘」して聴き直してみたところ、意外や意外これがなかなかおもしろい。

ノルデスチとよばれるブラジル北東部の、土の匂いがプンプンするリズムとメロディーが、ノルウェーのクールで硬質なサウンドにふれて戸惑い、おどろき、震え、よろこんでいる、その感触がリアルに伝わってくるのだ。あらためて、クレジットをみておどろいた。ノルウェーから、フューチャージャズの「生みの親」で「ジャズランド」レーベルの主宰者ブッゲ・ヴェッセルトフトがキーボードで全面的に参加している。この遠距離恋愛のような、音楽的「出会い」のおもしろさを理解するには、6年前のぼくはあまりにも「お子様」だったということか。

さて、一年ぶりの邂逅を果たした「おりひめとひこぼし」、この夜ふたりはどんなことばをかわしたのだろう?
O Sol de Oslo O Sol de Oslo
Gilberto Gil (2002/04/23)
Lightyear

この商品の詳細を見る
コメント
この記事へのコメント
七夕・・・
やっぱり同じのアジアなので似ている文化が多いですね。韓国にも七夕があります。でも韓国では「ギョンウとジクニョ」と呼びます。そして、二人が会えるように、二人のためにカラスやハトなどの鳥が橋になってくれて二人が一年ぶりに再会できるーと言う話です。でも二人の一年ぶりの出会いだけど、何も話できないかも。一日という時間って、とても短いから・・・早急したあげく何もできないかも。
ところで日本にはその日人々が自分の希望を書いて木に掛ける文化があるのでしょうね。それで私も書きました。フフフ。
2006/07/10(月) 18:03 | URL | ユンジョン #JwHFGtIk[ 編集]
七夕
> Yoon Jeong

もともと「七夕」の話は中国からやってきたのだったと思います。日本では、「笹(ささ)」の木に願いごとを書いた紙をつるします。Yoon Jeongの「願いごと」はいったい・・・?
2006/07/10(月) 23:51 | URL | moi店主 #mLjQvPPA[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://moicafe.blog61.fc2.com/tb.php/98-39ffe9a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
ランキングアップの秘訣は、こまめに更新すること!・・・わかっちゃいるけど、これがなかなか。あまりランキングにはこだわっていないつもりですが、下がると淋しいものですね。とは言いつつも、マイペースで行きたいと思います。
2006/11/30(木) 22:09:13 | ハイジーア通信